・翌月にまとめてお支払い可能
・手数料無料(口座振替の場合)
・アプリでご利用金額を確認できて安心
¥6,600 税込
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
発送予定:2026年1月1日 〜 2026年1月15日
別途送料がかかります。送料を確認する
滋賀県の里山で生きた、野生の鹿革で作った名刺入れです。
手に持って使う名刺入れは、
鹿革ならではのふんわりした手触りが生きるアイテムです。
牛や馬の革とは一味違う、柔らかな質感があります。
オーソドックスな外見のなかに、
20枚ほどの名刺が入ります。
ご注文いただいてからお作りするため、
お届けまでは1ヶ月ほどかかります。
【サイズ】
・タテ 約6.5cm
・ヨコ 約11.5cm
・厚み 約1.5cm
【色】
革 ・・・ブラック
※2枚目以降の写真は<ナチュラル>です。
・ナチュラル
https://isato.theshop.jp/items/126959891
・ブラウン
https://isato.theshop.jp/items/127280575
【なめし加工について】
isatoの革小物は、野生のケモノからもらった皮を"ラセッテーなめし"で仕上げたもの。
ラセッテーなめしとは、ミモザアカシアの樹皮を主成分とする、環境に優しいなめし加工です。
▼詳しくはこちら
https://isato.theshop.jp/blog/2021/02/15/173337
外観はシンプルな横長のフォルムです。
製作はすべて手作業で行います。
ミシンぬいのようにきっちりと揃った縫い目ではなく
手縫いならではの揺れがあります。
鹿の革は、一頭ずつ柔らかさや質感が違うので、
実際に手で触れて糸の引き締め具合を調節しながら縫っています。
フラップを開くと、三つのカードポケットがあります。
中央にメインのポケットがあります。
メインのポケットには1センチのまちをつけたので、
名刺を20枚ほど入れられます。
メインのカードポケットの手前に
まち無しのポケットをつけました。
カードの上部が少し見えます。
探しやすいので、パッと取り出したいカードを
入れるのにおすすめです。
入館証や駐車券なども良いかもしれません。
フラップの裏につけたカードポケットです。
一般的な厚みの名刺で1、2枚入ります。
(もっと入りますが、このポケットにカードをパンパンに入れると
名刺入れのフォルムが変わります。それも味ですね。)
写真ではカード上部をはみ出させていますが、
実際には深いポケットになっているためカード上部は見えません。
頻繁に出し入れせず保管しておきたいカードはここに。
入れたままでタッチするIC定期券などを入れるのもおすすめです。
背面から見てもシンプルな作りです。
ポケットがひとつあります。
背面のポケットは、
フラップを開け閉めせずにカードの出し入れができます。
一度に大人数の名刺交換がある際には、
先に受け取った名刺を一時的にここに仕舞っていくと
うっかり落としてしまうなどのミスが起きにくく、スマートです。
重さは約40g。
薄手のハンドタオル1枚と
だいたい同じくらいです。
内面の右下には、「里山マーク」を刻印しました。
山すそにたたずむ人を表すi(私=持ち主)と、
里山を表す曲線でできている「里山マーク」。
作品を手に取る方にも
里山を身近に感じてもらえたらと考えてデザインしました。
どの鹿の革かをお伝えできるよう、
個体番号をタグにして縫い付けています。
鹿の情報は、皮を受け取る際
とれた時期や場所、大体の年齢などを
猟師から教えてもらい、
個体番号ごとのデータにまとめてあります。
里山レザーの由来
里山レザーisatoの革小物は、
野生動物からもらった革を素材としています。
里山では、人の暮らしのすぐそばに
野生動物が息づいています。
ここで育まれた革を、
“里山レザー”と呼ぶことにしました。
滋賀県の里山にある自宅兼工房から、
暮らしの革小物をお届けします。
動物の近くで暮らしていると、困ることも起こります。
農作物を食べたり田畑を荒らされたりするほか、
樹木の芽や皮が食べられて土砂崩れにつながることも。
動物の食害にあった住民が行政に連絡をすると、
地域の猟師たちに捕獲の要請が届きます。
捕まえた動物は猟師自身が解体します。
isatoの作品に使う革は、
猟師から生毛皮を直接受け取っています。
生毛皮を預かるとき、
猟師がその鹿の特徴を教えてくれることがあります。
「大きくてよく動いたよ」「気絶していた」などの
話を聞きながら、私は
その鹿が里山でどんな風に生きていたのかを想像します。
皮から革になるまで
このあと、生の毛皮の写真が一枚映ります。
今は見たくないな、と思われる場合は、
ここまでで一旦ストップするか
ページを一気にスクロールしてください。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
受け取った生毛皮の洗浄・下処理を行います。
余分なお肉や脂身などを取りのぞき、
塩をたっぷり揉み込んで水分を追い出します。
素材としての最終仕上げは、専門の工場で行います。
ミモザアカシアの樹皮や朽ちた葉など
植物由来の成分を使っているため、
人の肌にも環境にもやさしい素材に仕上がります。
仕上げを終え、レザーとして生まれ変わった鹿の革です。
まだ少し動物としての形を残しています。
質感はふんわりと柔らかくて肌なじみがよく
しっかり強さはあるのに、とても軽い素材です。
表面には、キズやシワ、きめの細かさなど
個体それぞれの個性がきざまれています。
仕上がった一枚ずつの革を広げてみると
(キメ細やかな若いお肌だな)とか
(首から背がキズだらけで戦士の皮かな)とか
想像してしまいます。
お届けについて
鹿の革で作った革小物をお迎えいただくとき、
私の知っていることはできるだけお伝えするようにしています。
例えば、捕まった時期や住んでいた場所、
使用した部位などをお伝えします。
持ち主となる方には
鹿のプロフィールを知っていただくことで
さらに愛着を感じていただけたら嬉しいです。
※写真で掲載している包装方法やカードの記載は、
撮影当時のものです。
お届けするたびに少しずつ変わっていきますので、
ご了承いただければと思います。
お手入れについて
革小物は、人の手に触れられることで育っていきます。
どうぞ、たくさん触ってください。
手の油分を吸い込み、使うほどにツヤが出てきます。
定期のお手入れは、
防水スプレーを革全体に
振りかけていただくのがおすすめです。
製作時にもスプレーしていますが
使っていただくうちに防水効果が切れてきます。
アルコール液がつくとシミになりやすいので
お気をつけください。
植物タンニンなめしの特徴で、
水分と金属によって黒く染まります。
それも味わい深いものですが、
なるべく染まらないでほしい場合は
革が濡れた状態の時に
土や金属に触れないようお気をつけください。
革が水に濡れた場合は、ゆっくりと乾燥させてください。
ドライヤーなどで急速に乾燥させると
縮んだり質感が硬くなったりする場合があります。
きれいな布などで表面の水分をふき取り
形を整えて日陰でゆっくり乾燥させてください。
強い汚れの場合は、中性洗剤をぬるま湯で薄め
きれいな布に含ませて軽くこすってください。
その後、乾いた布で水分を取り除き
直射日光を避けて乾燥させてください。
さいごに
地域の"獣害対策"で仕留めた動物の皮をいただいて製作しています。
"獣害対策"を行う理由は、農作物の被害防止や、里山環境の保全のためです。
革小物のために動物のいのちを奪うことはありません。
獣害対策はいつか終わる施策です。
野生動物を捕まえないで済むなら、その方がいいと思います。
その時がきたら、里山レザーisatoの革小物づくりも
一緒に終わります。
私は、里山が好きです。
自分の目で見渡せる範囲の中で
資源が循環しているところが好きです。
もしかしたら、あなたも
里山が気に入るかもしれません。
限りある時間のなか、
こうしてこのページをご覧いただけていることも
一つの巡り合わせなのだろうと思います。
里山からもらった革で作るisatoの革小物が、
何かのきっかけになれたら嬉しいです。
レビュー
(5)
送料・配送方法について
お支払い方法について